高野山にて
昨日まで高野山でお話しさせていただいてました。
4月にも関わらず、なんと雪がちらついていました!
高野山には参拝される方がたくさんおられるので1日20分程度のお話を何度も行います。そのためののどが激烈に消耗しのど飴が近年稀に見るはやさでなくなります。
ただ、お大師様の御元でお話しさせていただけるなんて本当にありがたく思います。
3泊ほどしていたので夜は仲良くしてもらっている知り合いのお坊さんとお話ししていたのですが、その方がこう言ってました。
「最近 職業病か 無意識に起こること全て法話〔仏教を伝えるお話〕のネタにならんか考えてしまう」
このお坊さんは四国香川県の大きなお寺の副住職さんで、ゆくゆくそのお寺を継がなくてはなりません。
たくさんの方に仏教を伝えるという使命を持ち日々お話しているので、無意識の内にベクトルが「仏教を人々に伝える」ということに向くのでしょうか。お話を聞いていて僕も頑張らないとと高揚しました。
2500年前に悟りを得られた仏教の開祖、お釈迦さまが弟子にこう聞かれます。
弟子「お釈迦さま、良き友を持つことは悟りに近づくことなのではないでしょうか?」
この質問にお釈迦さまはこう答えられます。
お釈迦さま「それは少し違う。良き友に出会うことは悟ったことと同じことだ」
良い友に出会うこと、友に修行することは何者にも変え難い価値がある。
この意味をより深く考える良い機会でした。
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