本質はいつの時代も

 坊主頭なのにも関わらず街中で美容室のチラシを配られる井上です。


今回は偉人のお言葉をご紹介します。

「チャンスに出会わない人間は、誰一人としていない。それをチャンスにできなかっただけだ。」

アンドリュー・カーネギー


 鉄銅会社を設立した、アメリカの有名な実業家の名言です。

「チャンスはいたるところにあるが、それをチャンスとして捉えることができるかどうかはその人次第だ。」

 偉人の目から見れば、どんな人にもチャンスはあるということでしょうか。


 真言宗の開祖である「弘法大師 空海」さんはこのような言葉を残されています。


 「医王の目、道に触れて皆、薬なり。」


 道端に生えている草木は一見、雑草のように思えるが、医師の知恵を持って見ると、それは薬草になる。という意味です。


「(チャンスを知る)知恵があれば、どんなもの(どんなできごと)にも、価値(チャンス)を見出すことができる。」


・約100年前の偉人

・約1200年前の高僧


 本質を理解することができれば、どんな時代にも通用する知恵になる。お二人のお言葉、何か通ずるところを感じます。

 長い間、受け継がれている言葉にはお仕事や人間関係に生きる知恵が沢山あります。


そしてもう1つお大師様のお言葉を紹介します。


「仏法はるかにあらず。心中にして、即ち近し。」


「仏は遠くの存在に思えるが、自分の心に優しい気持ちを感じることができれば、すでにその心が仏なのだ。」という意味です。

 幸せ、不幸せというのは外からやってくると思いがちですが、本当は自分の心がジャッジ、判断しているのかもしれません。


 何か嫌なことがあってもそれを嫌だと思うか、または喜びに変えられるかは普段の自分の心の持ちようだということをお大師さまは教えてくれています。


 そういえばこの前、家に小さなクモが出ました。いつもなら「嫌だなー」と思うのですがその日はお彼岸だったので「もしかして死んだおばあちゃんがクモになって様子を見にきてくれたのかな?」と思い少し幸せな気持ちになりました。

見方の角度を変えると、いろんなことが幸せに思えるようになるのかもしれません。


 皆さんの近くにもたくさんの幸せが転がっているかもしれません。ぜひ、見つけてみてください。






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